DIYに挑戦したけどアクリル板が真っすぐに切れなくて切断面がガタガタになってしまった、ということはありませんか?
アクリルカッターの使い方はあなたが思っているより簡単で、切るのではなく溝を作ることが重要になります。
アクリルカッターを初めて使うあなたでも、この使い方のポイントさえ押さえておけば大丈夫!
真っすぐにアクリル板を切れるようになりますよ。
アクリル板をカットするときには必ずアクリルカッターを使ってくださいね。
普通のカッターではアクリル板を真っすぐにカットするのは難しく、分厚いアクリル板だと刃が埋まってしまい大変です。
ここからはアクリルカッターを初めて使うあなたに基本的な使い方をお伝えしていきます。
DIYをするときの参考にしてくれると嬉しいです♪
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アクリルカッターの使い方は基本を押さえれば大丈夫!
アクリルカッターは普通のカッターとは使い方が異なります。
アクリルカッターは切るのではなく溝を作る、という使い方をしてください。
何度も刃を滑らせて溝を作っていき、溝に沿って折り曲げてアクリル板を切断するのです。
普通のカッターでも0.5mmのアクリル板までは切ることもできますが、それ以上の分厚さになると難しくなってきます。
真っすぐに切れなかったり切断面がキレイにならなかったりするので、アクリルカッターを使うようにしましょうね。
アクリル板が5mmより分厚いものになるとアクリルカッターでも切断が難しくなるので、ホームセンターのカットサービスを利用しましょう。
「ホームセンターのアクリル板カットサービス」についての詳しい記事はこちら↓
ここからはアクリルカッターの使い方と、アクリルカッターを使う際に準備しておくといいものをお伝えしていきます。
真っすぐ切るためには引っかくように溝を作ろう
アクリルカッターの使い方は以下の手順になります。
アクリルカッターを使うときははじめのうちは力をいれずに使うことがポイントです。
アクリル板に定規を当ててすぐに刃を入れてもいいのですが、滑りやすいので設計図を描いてから始めましょう。
- 手順1作りたい物の設計図をアクリル板に描く
まずはアクリル板に設計図を描いて目印をつけておきましょう。
- 手順2引っかくように軽く切り込みをいれる
定規を設計図に合わせ、アクリルカッターで切り込みを入れていきます。
最初は力をいれずにゆっくりでいいので、引っかくように刃を滑らせてください。
アクリル板の切りくずは、こまめに取り除くようにしてください。
溝に切りくずが入ったままでアクリルカッターをいれると、刃が引っかかってしまうことがあります。
手元が狂ってけがをする原因にもなるので注意してください。
- 手順3アクリル板の厚さ半分以上まで溝を作る
アクリルカッターで繰り返し削り、アクリル板の半分まで溝を作ります。
- 手順4アクリル板を溝に合わせてパキッと切断する
作業台の端に溝を合わせて山折りにし、パキッと切断します。
アクリル板はしなるのでサイズが大きいと難しくなりますが、落ち着いてパキパキっと折っていけば切断できます。
- 手順5ヤスリがけをして切断面を滑らかに整える
切断面は鋭利になっているので手を切らないように注意してください。
そのままだと怪我をしてしまうので、ヤスリがけをして切断面を滑らかに整えましょう。
溝ができていないときはぶれやすいので、焦らずゆっくり丁寧に引いていきましょう。
2,3回引いていくと溝ができてぶれなくなるので、徐々に力を入れていきます。
溝を作りすぎると刃が下まで突き抜けてしまいアクリル板が割れることもあるのでほどほどにしましょう。
ヤスリがけに使うサンドペーパーは、粗い目のものから細かい目のものを順に使っていけば、見た目もキレイに仕上がります。
慣れないうちは力が入ってしまうから、一呼吸おいてから作業しましょうね♪
安全性や作業効率が上がる4つのアイテムを紹介♪
アクリル板とアクリルカッターだけでもいいのですが、用意しておくと安全面や効率がよくなるものを紹介します。
作業用手袋や金属製定規は必須ともいえますので、アクリルカッターとセットで用意してくださいね♪
- 作業用手袋
- 定規(金属製)
- カッターマット
- サンドペーパー
用意しておくといい理由をお伝えしていきます。
作業用手袋
アクリル板の破片や切り口でけがをしてしまう可能性があるので、作業をする際は手袋を着用しましょう。
アクリルカッターを使うと切りくずが出てきます。
切りくずを払うときに素手のままだと危険なので、手袋を着用してくださいね。
定規(金属製)
真っすぐにカットしたいのなら定規は必須です。
定規はゴム製のものを使うと、アクリルカッターの刃で定規が削れてしまうので金属製を用意しましょう。
滑り止めがついている定規ならさらにいいですね。
カッターマット
作業台を傷つけないためにカッターマットも用意しましょう。
滑り止めがついているとアクリル板がずれないので安心です。
カッターマットが用意できない場合は、段ボールなどの厚紙を敷いてもいいでしょう。
作業台にアクリル板をそのまま置いて作業するのはおすすめできません。
サンドペーパー
切断面が鋭利になっているので、最後にヤスリがけをして整えていきます。
サンドペーパーは目の粗いものから使い始めて、徐々に目が細かいものに変えていきましょう。
目の粗さは数字で表されているので、目が粗いもの(#400~800)と細かいもの(#800~1200)を用意します。
サンドペーパーは数字が増えるほど細かい目になっていきます♪
アクリルカッターの選び方のポイント5つ
アクリルカッターはさまざまな種類が販売されているので、どれを選ぶべきなのか悩むかもしれません。
ここからはアクリルカッターの選び方のポイントを5つお伝えしていきます。
- 直線に切りたいのか、円形に切りたいのか
- アクリル板の厚みや大きさはどのくらいか
- 刃はスライド式か、固定式か
- 刃は鋭いか
- 最初は安いものから試して、徐々に高機能なものにレベルアップしていく
あなたに合ったアクリルカッターを選ぶ際の参考にしてくださいね。
自分が何を作りたいかをハッキリさせておくのが選び方の大事なポイントです♪
直線か円形かで選んでみよう!円を切るならコンパス型
アクリルカッターは直線を切るためのものと、円形に切るためのものがあります。
コンパス状の形状をしたアクリルカッターもあり、こちらは円形にアクリル板を切り取ることができます。
まずはアクリル板をどういう形に切りたいのかを決めておきましょう。
アクリル板の大きさや厚みでカッターのサイズを選ぶ
切断するアクリル板の大きさや厚みにあわせてアクリルカッターを選びましょう。
大型のアクリル板を切断するときや長時間作業が続く場合には、アクリルカッターのサイズが大きいものがおすすめです。
サイズが大きいものだと握りやすく、力を入れやすくなるので作業時の快適性と安全性も上がります。
小さいアクリルカッターは小回りが利くので、細かい作業をするときに使いましょう。
ハンドルは握りやすければ力が入りやすいく、切断作業も正確で安定したものになります。
刃はスライド式か固定式のどちらか
普通のカッターと同じように刃がスライドして、使わないときには本体に収納できるアクリルカッターもあります。
ネジロックがついているものだと、刃がしっかり固定されるので力を込めてもぶれにくいです。
刃が収納できるので持ち運ぶときに怪我をする心配がなくなりますね。
刃が固定されているものは、作業時の安定性が魅力的。
刃をスライドして収納することができないものは、持ち運びや刃を付け替える際にはけがをしないように注意しましょう。
刃の鋭さは正確な作業をするためにも大事
アクリル板を正確に切断するためには、刃の鋭さが大切です。
刃が鈍い場合はアクリル板を切断できず、切り口も粗くなる可能性があります。
刃の鋭さに注目して切断能力が高く、耐久性にも優れているアクリルカッターを選びましょう。
使っているうちに刃がさびたり欠けてしまったりしたときには、刃の付け替えや買い替えを行いましょう!
最初は安いものから始めて徐々にレベルアップしていく
自分のスキルレベルに合わせるのも選び方のポイントの1つです。
初心者向けのシンプルなものからプロ向けの高機能なものまで様々な種類があるので、レベルに合わせて選んでみましょう。
100均のアクリルカッターは取り扱っているので、まずはお試しで使うのもいいかもしれません。
慣れてきてから高機能なものに切り替えるのもいいでしょう。
ブランド、品質、サイズ、機能などによって様々なものが販売されています。
レベルアップしていくと道具もたくさん欲しくなりますよね♪
オルファのアクリルカッターは大小2種類♪
使わないときは刃を収納できるので安心安全!
アクリルカッターで円形に切る手順を紹介!
難易度を上げてアクリル板を円形に切ってみましょう。
直線用のアクリルカッターで円形に切るのは難しいので、円切り専用のアクリルカッターを使います。
円切りアクリルカッターはコンパスのような使い方です。
シンプルな使い方ですが少し難しいので、練習を重ねてから本番に挑んだ方がいいですよ♪
円形に切る手順は以下のようになります。
- 手順1正方形のアクリル板を用意する
アクリル板は切りたい円の大きさにあわせてカットしておきましょう。
作りたい円より少し大きい正方形にアクリル板をカットしておくと、最後に切り取りやすくなります。
- 手順2円切りカッターをアクリル板にセットする
円切りカッターを切りたい円のサイズにセットします。
- 手順3最初は引っかくように優しく円を描いていく
直線に切断するときと同じように、まずは軽い力で引っかくように円を描いていきます。
溝ができたら徐々に力を入れていきましょう。
- 手順4アクリル板の厚さ半分まで溝ができたら折っていく
アクリル板の厚さ半分まで円形の溝が作れたら、パキパキッと円に沿って折っていきましょう。
一気に折ると割れてしまうので、丁寧に折って切り取ります。
- 手順5ヤスリがけをしてきれいな円形に整える
切断面は鋭利になっているのでヤスリがけをしていきましょう。
サンドペーパーの粗い目から細かい目の順にヤスリがけをして滑らかに整えます。
円切りカッターは吸盤で固定するので、穴があかなくて傷がつかないという利点もありますが、吸盤が外れやすいとの口コミもあります。
固定する際には吸盤がしっかりくっついているかを確認して使うのが大事です。
固定しないとぶれてしまうので、支点はしっかり押さえましょう!
まとめ
- アクリルカッターは切るのではなく溝を作るという使い方をする
- 最初は力を入れずに、ひっかくようにして溝を作っていくとよい
- アクリル板の厚さ半分以上の溝を作り、溝に沿って山形に折り曲げて切断する
- 切断面は鋭利なのでヤスリがけをすると安全
- アクリル板の厚さが5mmを超えるものは、ホームセンターのカットサービスを利用するのがおすすめ
- アクリルカッターを選ぶときは何を作りたいのか明確にしよう
- アクリルカッターには直線を切るものと円形に切るものがある
- 円形にアクリル板を切るときには円切り専用のアクリルカッターを使うと便利
- 円切りアクリルカッターはしっかり固定しないとズレてしまうので注意が必要
アクリルカッターは溝を作るという使い方が重要になります。
最初は力を入れず、溝ができたら徐々に力を込めるようにしていけば、アクリル板も簡単に加工できるようになるでしょう。
アクリルカッターの使い方をマスターして、DIYを楽しんでくださいね♪
オルファのアクリルカッターでDIYを楽しみましょう♪
作りたいものにあわせて大小使い分けてくださいね!
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