入居希望の賃貸がプロパンガスだけど、都市ガスの方がメリットが多いから物件変えた方がいいのかな…と悩んだ事はありませんか?
そうとも限りませんよ。
実は、プロパンガスは災害時の復旧が早いというメリットがあるんです!
しかも、ガス代が高くなりがちなプロパンガスでも無理なく節約をすることで料金を抑えることができるんです。
私も一人暮らしを始めた頃に都市ガス物件ばかりを探して、職場から遠い場所に住み、後悔した経験があります…。
せっかく都市ガスの物件に住んでも、ガスの無駄遣いをしていたら本末転倒ですよね。
この記事では、お風呂好き・料理好きの私が一人暮らしの時にプロパンガス賃貸で実践した、家計に優しい節約術も紹介♪
プロパンガスのメリットを知り、楽しく節約もして、素敵な一人暮らしを送りましょう!
これから一人暮らしを始める、あるいはすでに一人暮らしをしているあなた。
好きなことを我慢しすぎずに貯蓄を増やしたいと考えていませんか?
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一人暮らしのプロパンガスのメリットは多い!

賃貸で多く使われるガスは大きく分けて2つ、プロパンガスと都市ガスがあります。
料金においては都市ガスがお得ですが、プロパンガスも一人暮らしのあなたが注目すべきメリットがあります。
ほぼ毎日自炊をしてお風呂を入れる20~30代の一人暮らしをする女性にとって、ガス代は家賃の他に支出に関わるポイントですよね。
プロパンガス・都市ガスそれぞれのメリットとデメリットを見比べてみましょう!
プロパンガスは災害時の復旧の早さが最大のメリット!
プロパンガスは、都市ガスと比べて災害時の復旧が早いというメリットがあります!
他にもいくつかメリットとデメリットがあるので、確認していきましょう。
- 災害時の復旧が早い
- 二酸化炭素の排出が少ないので環境にやさしい
- 火力が強い
- 料金が高い(ガス会社が自由に料金設定できる)
東日本大震災の時に、プロパンガスは都市ガスよりも12日、オール電化よりも58日も早く復旧したというデータがあります。
プロパンガスは各家庭ごとにガスを設置しているため、災害時の復旧が早いようです。
一人暮らし中の災害は心細いもの。

冬だったら暖かいお風呂にも入りたい…!
一刻も早く復旧してくれるのは、嬉しいメリットですよね。
またプロパンガスは火力が強いので、料理が好きで火力にこだわりたいあなたにもおすすめですよ。
ただしその場合は、火力に対応した器具が必要な場合もありますので確認が必要です。
プロパンガスは、ガスボンベの交換による人件費等で料金が高くなっています。
しかし、最近は安く価格設定をしている業者も増えてきているので、今後に期待しましょう。
都市ガスのメリットは料金がリーズナブルなところ
都市ガスは、プロパンガスと比べて料金は安いですが、災害時の復旧には時間がかかります。
都市ガスのメリットとデメリットを見ていきましょう。
- 料金がリーズナブル
- 未払いになっても急に供給停止させることがない
- 災害時の復旧に時間がかかる
都市ガスは、地下に張り巡らされたガス管から各家庭にガスが供給されています。
都市ガスの料金がプロパンガスよりもリーズナブルな最大の理由は、配送費や人件費がかからないという点みたいです。
災害時はそのガス管の修繕に時間がかかるというデメリットがありますが…。
外食・キャンプ好きの友人は、「災害時はキャンプする!1円でも安くして美味しいもの食べに行きたい♪」と言っていました。
一人暮らしをする上で、毎月の支払いが安く済むというメリットはとても大きいですね。
もし新しいお家にガスコンロが無いなら、購入する必要があります。
こちらの記事ではガスコンロの選び方から一人暮らしにもピッタリのコンロを紹介しています♪
プロパン物件は大家さんにもメリットが多い!
物件を探しているとある事実に気づく事はありませんか?
そう、実は都市ガス物件よりプロパンガスの物件が圧倒的に多いんです。
実は、アパートの大家さんにとっては“プロパンガスのメリットが大きい”からなのです。
長期契約をする代わりに、ガスを設置する際にかかる配管工事やガス器具の費用をガス会社が負担してくれる制度があるのです。
この制度を使うと、大家さんにとってはプロパンガスを選んだ場合がお得なんですね。
入居者にとっては都市ガスのメリットが大きいのですが、なかなか都市ガス物件が増えないのはそんな裏事情があるからなようです。
一人暮らしに向け意気揚々と物件を探しても、プロパンガス物件が多く、
やっと都市ガスの物件を見つけたと思ったら、家賃が高いなんて経験はありませんか?
無理して都市ガスの物件を探すより、プロパンガスでも節約を心がけて暮らしたことで、トータルでみて安くなる場合もありますよ。
都市ガスにこだわらず、気に入った良い物件で生活を始めることができるといいですね!
一人暮らしのプロパンと都市ガスのガス代平均を比較

プロパンガス・都市ガスそれぞれのメリットを踏まえた上で、一人暮らしでのガス代平均金額を調べてみました。
やはり、都市ガスがプロパンガスと比べてもガス代は安く収まりそうですよ。
ここでは、年間のガス代や季節で変わるプロパンガスの値段について見ていきます。
年間のガス代平均はプロパンが都市ガスの約2倍高い!
年間のガス代をプロパンガスと都市ガスで比較すると、プロパンガスが約2倍の料金がかかることがわかりました。
例として、東京都で一人暮らしをした場合の平均使用量(都市ガス11㎥、プロパン5㎥)で計算していきます。
この場合、プロパンが火力が強いので、同じ使用頻度にするなら都市ガスは約2.2倍になりますよ。
プロパンガス | 都市ガス | |
1㎥あたりの料金 | 737円 | 145円 |
1ヶ月あたりの料金 | 5㎥で3,685円 | 11㎥で1,598円 |
基本料金 | 2,200円 | 759円 |
合計金額 | 5,885円 | 2,357円 |
プロパンと比べてここまで料金に差が出ると、都市ガスが人気の理由が分かりますよね。
一人暮らしといっても、一日に2回の入浴が欠かせなかったり、友達や恋人などが遊びに来る機会が多い場合は更に差が広がりそうです。
私は、平日はほぼ毎日朝と夜に自炊、夜にお風呂を溜める、週末は時々外食するという生活パターンでプロパンガス賃貸に住んでいました。
そのような生活パターンで、毎月のガス代は6,000円前後かかっていましたよ。
毎月のガス代の高さから、後に節約を考えるようになりました。
季節で変わるプロパンガスのガス代平均
季節によってガスの使用頻度が変わるため、ガス代も1年間の中で変動していきます。
ここでは、先ほどの表を基に、私がプロパンガス賃貸で一人暮らしをしていた頃の使用料に合わせて年間のガス代平均を計算してみました。
4~6月(春) | 5,651円 |
7~9月(夏) | 4,656円 |
10~12月(秋) | 6,130円 |
1~3月(冬) | 6,376円 |
実際に表にまとめてみると、寒い時期のガス代が高くなっていることがわかります。
冬は食器洗いや手洗いにお湯を使ったり、入浴途中で追い焚き機能を使ったりしていたのでその分が跳ね上がっているのですね。
自分の生活パターンを知ることで、少しでもガス代を節約することができるかもしれませんよ!
プロパンガスで一人暮らしならシャワーのみの方が節約に

一人暮らしにおいては特に、ガス代などの光熱費を安く済ませるに越したことはありません。
お風呂のみとシャワーのみを比較した場合、シャワーのみの方がガス代の節約に繋がります。
シャワーを使うこと以外にも、一人暮らしで実践できるメリットばかりの節約術があります♪
ここでは、お風呂場とキッチンの2シーンで使える、私が実際にやってみて簡単に継続できて、効果ありと感じた技を紹介します。
思い立った日に、出来る事からはじめてみませんか♪
お風呂を沸かすと10分のシャワーの倍額かかる
プロパンガスでお風呂を1回沸かすのには約150円かかるのに対し、シャワーのみ10分使用すると約70円程度。
なんと、倍以上かかってしまいます。
これには私も驚きましたね。
都市ガスの場合、お風呂1回沸かすのには約75円、シャワーも35円前後と半分の料金ですから。

一人暮らしでプロパンガスしか契約できないなら、圧倒的にシャワーがお得。
ちなみに一人暮らしでのシャワー時間を10分としたのは、私自身洗髪から身体を洗うまで約10分シャワーを使用したから。
もし髪が長くて時間がかかる、あるいはシャワーを出しっぱなしにして使う場合。
20分くらいシャワーを使う場合、お風呂を沸かすよりもシャワーの方が料金が高くなります。
冬場は特に身体を温めるために長時間浴びがちなので、冬はプロパンガスでもお風呂を沸かす方が良いでしょう。
お湯を入れたらすぐ入ろう!お風呂でできる節約術6選
お風呂もお湯を出すのにたくさんのガスを使っているので、プロパンガス物件に住んでいるあなたはガス代が気になるでしょう。
お風呂のお湯の使い方を意識することでも、ガス代を節約することができます!
お風呂でできる節約術を以下のようにまとめてみました。
- お湯はりの量を少し減らす
- お風呂の温度を1℃下げる
- お湯がたまったら直ぐに入る(保温機能や追い焚きを使わなくて済む)
- お風呂の蓋はこまめに閉める(保温機能や追い焚きを使わなくて済む)
- 節水のシャワーヘッドに変える
- 湯船を使うのは週末だけ、平日はシャワーで済ます
皆さんはお湯はりの量ってどのくらいにしていますか?
適量は湯船の7、8割の量を入れることらしいです。
よくある一般家庭の大きめのものだと250~280リットル、一人暮らしのものだと160~200リットルぐらいが適量になってきます。
普段はるお湯の量を10リットル減らすだけでもガス代の節約になりますよ!

おもいきって半身浴に変えてみるのも気分転換になっておすすめです。
私は毎日湯船に浸かりたい派だったので、せめて平日は半身浴にして週末だけフルに入れていました。
ちなみに、半身浴=長時間入ることになるのでだんだんお湯は冷めてしまいます…。
少しでも温かい状態を保つために、自分の体ギリギリまで蓋をすることをおすすめします。
蓋の上を利用して、タブレットなどで動画鑑賞をするのも楽しいですよ♪
さらにシャワーヘッドを変えるだけで、節水もできて美容にも効果があるものがたくさん販売されているんです!
自分に合ったシャワーヘッドを探すのもいいですね♪
1日のうち、ほっと一息がつけるせっかくのお風呂タイムを、身も心も癒される時間にしたいですね。
料理が楽しくなる!一石二鳥なキッチンでの節約術!
キッチンはガスを使う代表的な場所ですよね。
プロパンガスは火力も強いので、料理好きのあなたには嬉しい反面、やはり料金が心配ですよね。
料理をする時の、ほんの一工夫でガス代を節約することができるんです。
私が実際にやっていた節約術をまとめてみました。
- 圧力鍋や電気調理器を使う
- 一度に沢山作る、作り置きをする
- ひとつの鍋で2品作る(蒸し器を使って下段で煮物、上段で蒸し野菜 など)
- なべ底の水分は必ずふき取る
- 寒い時期の洗い物はお湯ではなくゴム手袋を使用する
- ガスバーナー部分の穴の掃除はこまめにする
圧力鍋や電気調理器はガス代の節約だけでなく時短にもなっておすすめですよ♪
料理が好きな私でも、仕事が忙しかったりすると平日は特に料理をする気力が湧かない時が多々ありました。

そういう時は、心だけでなく体も疲れてるんですよね。
そんな状態で脂っこいものを食べると胃がもたれたり、栄養が偏ってどんどん不健康になったり…。
疲れた体にも優しい和食やヘルシー料理も、圧力鍋や電気調理器を使う事で簡単に作ることができますよ!
また、作り置きや1つの鍋で数品料理することも、ガス代の節約になりますよ。
寒い時期に水を使ったお皿洗いは、辛いのでお湯を使いたくなりますよね。
そんな時は、ゴム手袋を使うことで、冷たく感じることなくお皿を洗うことができました!

冬場の手荒れ対策にもなって一石二鳥ですよ♪
まとめ

- プロパンガスはガス代が高めだが、災害時の復旧が早いのがメリット
- 都市ガスはプロパンガスよりもガス代が安いが、災害時の復旧に時間がかかる
- 大家さんにとってはプロパンガスのメリットが多いため、プロパンガス賃貸が多い
- 年間のガス代平均で比べると、プロパンは都市ガスよりも約2倍料金が高い
- 冬はガスの使用頻度が増すため、他の季節と比べてガス代が高い傾向にある
- 料理方法の工夫などで、ガス代を節約することができる
- お風呂のお湯の使い方を変えることでも、ガス代を節約できる
プロパンガスは都市ガスと比べて、料金は高いですが、災害時の復旧が早いというメリットがあることがわかりました。
一人暮らしの物件を探す時は、家賃も気になりますがその次にガスの事が気になるという場合も多いのではないでしょうか。
金銭面からみると都市ガス一択ですが、プロパンガスの賃貸が多いのが現状ですよね。
一人暮らしは何かと不安なことも多いので、災害時に強いプロパンガスを味方につけると心強いですね。
自分に合った節約にチャレンジして、是非楽しい一人暮らしライフを送って下さい♪
これから一人暮らしを始める、あるいはすでに一人暮らしをしているあなた。
好きなことを我慢しすぎずに貯蓄を増やしたいと考えていませんか?
家計簿の付け方やお金の使い方の考えを学べるこちらの一冊がおすすめです♪

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