ガラスの種類や記号を分かりやすく解説!交換の値段も用途別に紹介

ガラスの種類はたくさんあり、記号を覚えるのも大変ですよね。

フロートガラス（FLG）・型版ガラス（FG）などのいろいろな種類別に記号がついています。

もしガラスが破損してしまったときに、記号を覚えておくことで業者などに伝えやすくなりますよ♪

他にも、用途別でガラスを紹介しています。

都市計画法で、「網入りガラス」が義務づけられている地域があるので気をつけてくださいね。

この記事では、ガラスの種類・記号・特徴の表、ガラスを用途別で紹介、ガラス交換の相場や破損の対応方法を解説しています。

今から家のご購入を考えている、リフォームを考えている、窓ガラスの買い替えを考えているあなたは参考にしてみてくださいね。

外から部屋の中が見えるのが気になるあなたは、こちらの目隠しシートがおすすめです。

おしゃれな柄が27種類もあり、水だけで簡単に貼れるので賃貸にもいいですよ。

購入を考えている場合は、使用したいガラスが対応しているか確認してくださいね。

ガラスの種類と記号を一覧表で分かりやすく解説

ガラスの種類は、たくさんあって分からなくなってしまいますよね。

一般的なガラス〜省エネ・防犯・防音などの効果がある機能性の高いガラスなど、いろいろな種類がありそれぞれに記号があります。

新築を建てる場合やリフォームをする場合は、図面にガラス種類が記号で表記されているので、確認してみてくださいね。

ガラスの記号は、英語の頭文字になっているものが多いので、英語を理解すると覚えやすいですよ。

主なガラスの種類・記号・特徴は、こちらを参考にしてみてください。

種類	記号（英語表記）	特徴
フロートガラス	FLG（Float Glass）	○一般的な透明ガラス ○家や車の窓で使われている
型板かたばんガラス	FG（Figured Glass）	○デザインガラスとも呼ばれている ○表面がでこぼこしている ○視野を遮るさえぎ加工がされている ○トイレやお風呂などで使用されることが多い
合わせガラス	LG（Laminated Glass）	○2枚以上のフロートガラスが合わさったもの ○割れても飛び散ることがほとんどない ○防犯ガラス・防音ガラスにも使われている ○車のフロントガラスに使われている
複層ガラス	SIG/SG（Sealed Insulating Glass）	○ガラスを1枚以上合わさったもの ○ガラスとガラスの間には隙間がある ○その隙間が真空タイプと乾燥空気を注入したもの ○断熱性が高い
Low-Eガラス	Low-E（Low Emissivity）	○エコガラスとも言われている ○断熱タイプと遮蔽しゃへいタイプの2つある ○冬は暖房効果、夏は冷房費削減効果
強化ガラス	TG（Tempered Glass）	○普通のガラスより3〜5倍強度があるガラス ○ガラステーブルやディスプレイなどに使用
倍強度ガラス	HSG/HG（Heat Strengthened Glass）	○フロートガラスの2倍強度のあるガラス
型板強化ガラス	FTG/FT	○光は通すが、視線を遮っているガラス ○トイレやお風呂などで使用されている ○ガラスの厚みによって模様が変わる
網入型板ガラス	FWG（Figured Wire Glass）	○ガラスの中にワイヤーが入っている ○火災時のガラスの飛散を防止 ○熱に弱い ○模様の種類がいろいろとあって選べる ○視線を遮る加工がされているガラス
網入磨き板ガラス	PWG/PW(Polished Wire Glass）	○ガラスの中にワイヤーが入っている ○火災時のガラスの飛散を防止 ○熱に弱い ○クリアタイプのガラス
線入磨き板ガラス	PWLG（Polished Wire Glass）	○縦に線が入っているガラス ○割れたとき、ガラスが飛び散りにくい ○クリアタイプのガラス
線入型板ガラス	FWLG（Figured Wire Glass）	○縦に線が入っているガラス ○割れたとき、ガラスが飛び散りにくい ○視線を遮る加工がされているガラス
熱線吸収板ガラス	HAG（Heat Absorbing Glass）	○日射を30～40％吸収し、冷暖房効果がある ○直射日光を和らげ眩しさを抑える効果 ○カラーは、グリーン・グレー・ブロンズ
熱線吸収網入磨き板ガラス	AWG	ー
熱線吸収網入磨き板ガラス （防災設備）	AWL	ー
熱線反射ガラス	SRG（SolarReflective Glass）	○表面に薄い金属膜をコーティングしたガラス ○日射エネルギーを30～40%遮蔽 ○冷房のコスト削減で省エネ効果 ○外から見ると、鏡のようなガラス ○中から見ると、外が見える
熱線吸収熱線反射ガラス	HASRG	○熱線吸収ガラスより効果的に熱を遮断できる
高性能熱線反射板ガラス	DSHA	○片面に薄い金属膜をコーティングしたガラス ○金属の色味・厚みによって性能が変わってくる

ガラスには、たくさんの種類がありますね!!

あなたの家にあるガラスだけでも覚えておくと、修理を依頼するときに伝えやすいですよ♪

ガラスの種類は用途別や機能性で選ぼう♪

これから家を建てるときやガラスを買い替えたいとき、ガラスの種類が豊富なので迷ってしまいますよね。

ガラスの種類を選ぶときは、お部屋の用途や機能性などで選ぶといいですよ。

しかし、網入りガラスではないといけない地域などもあるので気をつけておきましょう。

ここでは、ガラスの主な種類を一般ガラスと機能性ガラス、用途別で解説しているので参考にしてみてくださいね。

一般ガラスはコスパがいい!特徴や注意点を解説

コスパがいい一般ガラスは、フロートガラス・型板ガラス・すりガラス・網入りガラスがあります。

しかし、機能性ガラスに比べると割れやすいので気をつけてくださいね。

一般ガラスの種類と特徴はこちらを参考にしてみてください。

一般ガラスの種類	特徴
フロートガラス	○一般的な透明ガラス ○明るく開放的な空間に最適 ○機能性がない
型板ガラス	○プライバシーを守る曇りガラス ○お風呂やトイレなどに最適
すり板ガラス	○プライバシーを守る曇りガラス ○濡れてしまうと中が見えることがあるので、お風呂には不向き
網入りガラス	○プライバシーを守る曇りガラスと透明ガラス2種類がある ○防火用に主に使用されている

網入りガラスが、強制の地域もあるので注意が必要です。

都市計画法や消防法、建築基準法では、防火地域と準防火地域では、「網入りガラス」や「耐熱強化ガラス」の導入が定められています。

防火地域・準防火地域なのか分からないあなたは、こちらを参考にしてみてください。

機能性ガラスは2枚構造で頑丈!リビングなどに最適

機能性ガラスの種類は、合わせガラス・複層ガラス・Low-Eガラス・防音ガラス・防犯ガラスなどで、さまざまな用途があります。

こちらで紹介している2枚構造の機能性ガラスは、頑丈なのでリビングや子供部屋のガラスに最適ですよ♪

機能性ガラスの種類と特徴はこちらを参考にしてみてください。

種類	特徴
合わせガラス	○強度がある ○破損しても飛び散らない
複層ガラス	○一般的なガラスより省エネが期待できる ○冷暖房費の節約や結露軽減 ○断熱性機能がある
Low-Eガラス	○エコガラスとも言われている ○遮熱タイプと断熱タイプの2種類がある ○遮熱タイプは夏向き ○断熱タイプは冬向き
防音ガラス	○騒音対策 ○外から聞こえる騒音を妨げる ○室内の音漏れを防ぐ
防犯ガラス	○ガラスが割れにくく簡単に割れない ○防災性もある ○防犯ガラスはレベル1〜4までの4種類ある

「泥棒が侵入に5分以上かかると諦める」と言われているので、防犯対策をしたいあなたは防犯ガラスがおすすめです。

ガラス種類の値段で交換費用を安くするポイントを紹介

ガラスにヒビが入ると、いつか割れてしまいそうで不安ですよね。

一般ガラス交換は2万〜、機能性ガラスは3万〜が相場です。

少し高いなと感じたあなたにおすすめなのが、こちらの断熱やUVカットにも対応している目隠しシートです。

「水だけで簡単に貼れておしゃれ」という口コミが多くみられました。

27種類もあるので、あなた好みの柄を選んでみてくださいね♪

ここでは、ガラス交換の相場と、ガラスが破損した場合について解説しています。

ガラス交換の相場は種類や大きさによって値段が変動!!

ガラスの種類や大きさ、厚みによって値段が変動してきます。

ガラス交換の相場（90×90）は、こちらを参考にしてください。

種類	相場
フロートガラス	約18,000円～
すりガラス	約15,000円～
網入りガラス	約19,000円～
ペアガラス	約30,000円～

ガラスの交換を考えている場合は、複数の業者に見積もりを出してもらうといいですよ。

基本的には、サッシは変えずにガラスのみの交換なので、サッシの種類などでガラスを合わせます。

そのためサッシを見ずに、見積もりを出すガラス交換する業者には注意してくださいね。

興味があるあなたは、動画などでガラス交換の手順を調べてみてくださいね♪

ガラス修理を安くする5つのポイントを紹介

ガラス修理は日中に業者に頼んだり、賃貸なら大家さんに相談してみたりすると安くなる可能性があります。

ガラスを安くする5つのポイントをまとめたので、こちらを参考にしてみてください。

ガラス自体安いものではないので、信頼できる業者選びは重要です。

火災保険には、いろいろな補償内容があるので確認しておくといいですよ。

ガラスが破損したら保険会社に問い合わせよう

ガラスが割れた原因が、火災保険や補償内容に適応している場合は保険がきく可能性があります。

火災保険の契約された内容によって、ガラスが破損しまったときに適用されるかが変わってきます。

これから火災保険に入るあなたや、ガラスが割れてしまって困っているあなたは参考にしてみてくださいね。

突発的な事故は、場合によっては適応されないこともあるので契約時に確認しておくといいですよ。

火災保険には、いろんな補償内容があることが分かりました。

あなたにあった、火災保険の補償などを選ぶのがおすすめです。

まとめ

• ガラスの記号は、フロートガラス（FLG）・型版ガラス（FG）・合わせガラス（LG）・複層ガラス（SIG）などがある
• 一般ガラスは、フロートガラス・型板ガラス・すりガラス・網入りガラスがある
• 防火地域と準防火地域では、「網入りガラス」や「耐熱強化ガラス」の導入が都市計画法や建築基準法、消防法で定められている
• 該当地域で、勝手にガラスを取り替えてしまうと違反になる可能性があるので注意
• 機能性ガラスは、合わせガラス・複層ガラス・Low-Eガラス・防音ガラス・防犯ガラスなどの種類がある
• 「泥棒が侵入に5分以上かかると諦める」と言われているので、防犯対策をしたいあなたは防犯ガラスがおすすめ
• 一般ガラス交換は2万〜、機能性ガラスは3万〜が相場
• ガラス修理を安くする5つのポイントを確認して、信頼できる業者を見つけることが大切
• サッシを見ずに、見積もりを出すガラス交換する業者には注意
• ガラスが割れた原因が、火災保険や補償内容に適応している場合は保険がきく可能性がある

ガラスの種類には、記号がついていることが分かりました。

記号を覚えておくことで、ガラスが破損してしまったときに業者に伝えやすくなります。

機能性ガラスでは、いろいろな組み合わせができるので、あなたの家にあったガラス選びをしてみるといいですよ♪

お部屋の雰囲気を変えたいあなたや、外から部屋の中が見えるのが気になるあなたはこちらがおすすめです。

水だけで簡単に貼りつけられ、西日対策・結露防止・UVカットなどにも最適ですよ♪